酪農学園同窓会

2019年の卒業41周年記念同期会に於いて、翌年は福井県で開催すると決まったのですが、この年の暮れから新型コロナの不気味な動きがあり、年明けからは日本でもコロナ嵐が吹きまくり、開催見送りが続きました。それもようやく世間がコロナとの付き合い方になれ、4年ぶりに開催することができました。
11日朝、素晴らしい秋晴れのもと福井駅前の恐竜広場に２２人が集合し、まず、福井巡礼として曹洞宗大本山永平寺を訪れ、修行僧の厳しい修行を思いながら、荘厳な七堂伽藍をゆっくり拝観しました。
お昼は信仰深い福井県ならでは精進料理、油揚げ・豆腐のフルコースでお腹をいっぱいにし、一路御誕生寺（ごたんじょうじ）へ。
御誕生寺も曹洞宗の修行道場としてのお寺で、別名ネコ寺として有名ですが、そこに指導者として通ってきていた同期生の吉野さんとゴールデンのアンジーが出迎えてくれ、20頭余りの猫たちは秋の日差しのなか自由にくつろいでいました。ご住職により11期卒業生の安寧をご祈祷いただいたのですが、その間中ご住職や私たちの周りをアンジーが自由に徘徊する姿に思わず笑ってしまいました。続いて吉野真常師により、亡くなった恩師や同期生の法要を厳かに営んでいただきました。外でくつろぐネコたちは主治医による健康管理や繁殖制限がなされており、里親探し活動も行われるなど適切に飼われており、今回は、ちょっとした健康相談を受けることはありましたが、寄付をすることでボランティアとすることとしました。
今夜の宿に落ち着き、同期会の総会を開催し、そして懇親会では皆の近況を聞き、芸達者な同期生の余興に笑いながら、改めて今を生きる大切さをかみしめて楽しいひと時を過ごしました。
翌朝はさらなる秋晴れに恵まれ、まず、一乗谷朝倉氏遺跡を訪れ、400年の眠りから目覚めた戦国時代の都市を、福井弁でのガイドで案内してもらいました。
続いては福井県一押しの恐竜博物館へ、大迫力の化石群、パノラマ再現映像等を堪能して、帰路へ着きました。
この楽しい同期会は毎年開催することになっていますが、来年は山形と決まりました。お元気でまたお会いしましょう。
（2023年10月11日～12日　文責　福井県　幹事　仲村和典）