第11回酪農学園柔道部牛歩会 総会・懇親会開催報告

Date:2025.06.27


 大学・短期大学の柔道部同窓会(正式名称:酪農学園柔道部牛歩会)が2025年6月21日(土)に札幌市内のTKPガーデンシティ札幌駅前で開催されました。同会はこれまで3年に1度開催されておりましたが、これまで以上に同窓生や在学生との結束を強めるべく2023年に2年に1度開催することが決定され、今回2年ぶりの開催となりました。総会・懇親会に先立ち、大学キャンパス内の道場(健身館)に同窓生やそのご家族、在学生を交え合同稽古を行いました。参加された同窓生は昔を思い出しながら稽古に汗を流し、一緒に稽古した在学生にとってもたくさんの刺激を受けた良い経験となりました。
 
 合同稽古後は、会場をTKPガーデンシティ札幌駅前に移し総会・懇親会を行いました。これには同窓生および来賓33名、在学生10名の計43名が出席しました。総会開会に先立ち亡くなられた2名の方に対して黙祷を捧げました。続いて飯田進作会長(1970年卒)挨拶の後、議事に移り、事業報告、会計報告、事業計画が了承されました。その後、役員改選が行われました。会長には引き続き飯田進作会長が再選され、副会長には加藤智香子さん(1997年卒)が新たに就任されました。

 今回で7回目となった同窓生による記念講演では2つの講演がありました。三本木 貴志さん(1996年卒)からは「葡萄の芽吹くまち南相馬」と題して、福島県で酪農業を営まれ、東日本大震災で大変な思いをされたこと、現在は葡萄を育てワイン造りに奔走されていることが述べられました。懇親会会場には三本木さんが育てた葡萄を使って作られたワインが提供され、美味しくいただくことができました。葡萄を育てるというこれまでに経験のなかったことへ挑戦すること大変さを知ることができました。
 次に講演されたのは高階 亮介さん(2012年卒)からは「理想の果樹園を目指して」と題して、北海道の壮瞥町で観光果樹園を経営していること、働く従業員を大切に考え経営改善に力を入れられていることが述べられました。また、高階さんは現在酪農学園大学柔道部のコーチも務めていただいており、会社経営だけではなく、在学生へのご指導もいただいています。
 
 講演後は、懇親会を開催しました。懇親会では元柔道部顧問で酪農学園大学名誉教授そして北海道学生柔道連盟会長である安宅一夫先生からご挨拶をいただき、その後、顧問を務める酪農学園大学農食環境学群長である小糸健太郎先生から乾杯の挨拶がありました。

 懇談では、終始懐かしくも和やかな時間を過ごすことができました。また、終わりには恒例となる酪農讃歌を歌い閉会となりました。  (文責 大学柔道部副顧問 竹澤雄太)