酪農学園同窓会埼玉県支部 バスツアー報告

Date:2026.09.14

参加者:埼玉県支部会員ほか17名  9月11日(金) 天気 曇り
朝9時、熊谷駅南口に集まった一行17名を乗せたバスは、まだ夏の名残の残る町並みを抜け、一路秩父を目指した。今回の旅は後藤顧問の並々ならぬご尽力によって計画・実行されたもの。昨年の足尾鉱山と黒沢酉蔵の歴史を学ぶ渋いツアーから一転、今年は埼玉県随一の観光地・秩父地方への旅である。
車内では恒例の自己紹介に続き、吉田監事による「車窓解説」がひと役買った。折しも通り過ぎる深谷市について、名物の農産品はもちろん、新1万円札の顔となった渋沢栄一の記念館に展示されているというアンドロイドの話には、車内から思わず感嘆の声が上がった。
道の駅秩父でひと休みしたのち、いよいよ最初の目的地・三峰神社へ。ここは秩父の峡谷をかなり奥まで分け入った、まさに山深い場所にある神社だ。荒川上流の景勝地・長瀞をさらに遡るとダムがあり、そこから峡谷を進むと待っているのは、急斜面をジグザグに縫う山道。車がやっとすれ違えるほど幅の狭い一車線区間もあり、片側は絶壁というスリル満点のルートを約1時間かけて登り、ようやく標高1100メートルの駐車場に到着した。
通常、参拝者はここからさらに100メートル上の本殿まで長い階段を上ることになる。ところが今回は、後藤顧問のお知り合いがこの神社にいらっしゃった特別のご縁で、駐車場から本殿までバスで移動するという破格の待遇にあずかった。汗だくで階段を上る参拝者を横目に見ながら、一同ひそかに優越感を味わったのは、ここだけの話である。
三峰神社は本殿のほかにも様々な宗教施設を擁し、ホテル顔負けの宿泊設備まで完備されているのには一同驚かされた。この日の秩父の気温は23度だったが、山頂は15度。あたり一面を雲が覆い、まるで天空の城に迷い込んだかのような幻想的な空気に包まれていた。同窓会のために執り行っていただいた特別団体祈祷を終え、待ちに待った昼食へ。午後は秩父神社・秩父まつり会館へ移動し、3D映像で秩父夜祭を疑似体験。目の前に迫る屋台と祭りの熱気に、思わず身を乗り出す迫力だった。
締めくくりは宝登山神社への参拝。本来は「お参り」が目的のツアーでありながら、蓋を開けてみれば歴史的建造物を巡るテーマパークさながらの、笑いと発見に満ちた一日となった。(文責 埼玉県支部 事務局長 大島龍太郎)