酪農学園FEDREC 講演から

Date:2023.09.22


 「酪農学園FEDRECの歴史と農場職員の気構え」
    酪農学園大学名誉教授 八紘学園北海道農業専門学校 校長 野英二氏
        (大学酪農学科11期 1973年卒)(酪農学園同総会副会長)
 9月21日(木)午後1時から2時半まで実習棟実習室1を会場にしてFEDREC(酪農学園フィールド教育研究センター)の職員向けの全体研修が開催された。参加者は概ね40名以上であったがメール案内により農場職員以外に学園役員や教職員も参加していた。
 佐藤農事課長の進行で開催された講演会は最初に泉センター長から開会挨拶が行われた。
 野講師からスライドにより略歴紹介と酪農学園配置図上の農場や寮について、現在と対比しながら草創期の様子を説明していただいた。学園構内の旧五寮で生まれ、江別で育ち酪農学園に親子2代で勤務した生え抜きの先生で、ご家族を囲んでの「五寮会」という機農高校OB会も最近まで存在していた。
 本題である大学付属農場の組織や実習区分も丁寧に説明いただき、本学の特徴でもあった酪農実習の必要性への強い思いが感じられた。実習は季節や天候等に左右されるため実習内容の変更等特有の難しさが存在していることも紹介しながら本学特有の実学教育の重要性を述べた。特に目玉であった委託実習も必修科目から選択科目となり参加者が減少している状況等も紹介していただいた。スライド中の「種をまき 命をはぐくみ 収穫の喜びを感じよう。そのために泥にまみれ 汗をかけ」(名久井忠氏)は名言だと感じた。最後の「農場は酪農学園の顔である」との言葉が印象的でした。
 質疑応答では高島理事長から農民道五則へ共鳴や岩野学長から実習教育の重要性等のご意見をいただいた。